京都市内の森で撮影した生き物の写真を掲載しています。
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シキミの花
シキミ
墓前や仏前のお供え物として使われる常緑樹です。香気が高いため「ハナノキ」「コウノキ」などとも呼ばれます。全体に毒があり,特に種子は死亡事例もあるほど強い毒性を持ち,法令により劇物に指定されています。墓前に供える風習には,死臭を消す,あるいは芳香と毒性により獣を寄せず遺体を荒らされないようにする目的があったようです。
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チドリノキの花
チドリノキ
山の渓流沿いに自生しています。カエデらしからぬ葉っぱで,一目みるだけでは,クマシデ,サワシバと見間違いそうですが,対になって葉をつけ,プロペラ型の種子をつけることから判別できます。新緑の季節,きれいな水の流れる森の中で,本種はさわやかな森を演出してくれます。落葉する秋も,黄緑になったり黄色くなったりと風合いを楽しめます。別名,ヤマシバカエデで,たき火用の柴として利用されていました。
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木漏れ日の中で輝くヒナウチワカエデ
ヒナウチワカエデ
日当たりの良い山地の谷筋に生育するカエデ。京都市内においては,北部山間部に見られます。観光地周辺では,イロハモミジ,オオモミジが多くありますが,切れ込みの深く繊細な葉の形状や紅葉の美しさはカエデの中でも屈指であり,知っていただきたい樹木の一つです。よく似た種にコハウチワカエデがありますが,生育場所が尾根周辺に限られることや,葉の切れ込みの浅さ,葉の重厚さなどから見分けがつきます。
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赤い実をつけるタラヨウ
タラヨウ
雌雄異株の常緑高木。雑木林や社寺の裏山などに見られ,肉厚の長さ20cmにもなる葉を持ちます。裏面を傷つけると黒く変色する性質があり,乾燥しても黒い部分が残るため「ハガキの木」とされています。タラヨウの葉をハガキとして使うこともできます(本当です)。電子メールの行き交う今の社会に,インパクトのある手紙を送ってみるのはいかがでしょうか。
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