動物


ニホンアマガエル
日本のカエルの代表種。雨の前後には一斉に鳴く声を聞くことができ,夜になると明かりに集まる虫を食べるため街中にも現れるなど,最も身近なカエルと言えます。カエルと聞くと本種をイメージする方も多いのではないでしょうか。通常は緑色ですが,周囲の環境に合わせて色を変えることができるため,時にカエルとは思えない色になっています。体表の粘液は強い毒性を持っているので,触った場合は必ず手を洗いましょう。
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センダイムシクイ
鳴き声が特徴的で「焼酎一杯グィーッ」や「鶴千代君ーッ」という空耳が有名です。名前の由来も「千代,千代(ちよ,ちよ)」と聞こえるさえずりを音読みして「センダイ」という名前に繋がったとされています。 春に日本へやってきて秋に去っていく夏鳥で,5月~7月にかけて繁殖し,たまにツツドリに托卵されます。
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モリオカメコオロギ
名前のとおり森でよく見られるコオロギ。オスは平らな顔が特徴で,輪郭が下膨れ気味に見えることが「オカメ」の由来です。近年,たんぱく質が豊富で環境負荷も小さい食材として注目されているコオロギですが,主に食べられているのは爬虫類などの餌用に大量飼育されてきたヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギです。愛玩用としてもあまり飼育されていない本種は,今後も人に食べられることなく森で生きていけるでしょう。
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カケス
カラスの仲間ですが,翼に一筋の美しい青い羽があるのが特徴です。冬を越すためにカシやナラ,クリ等といった木の実をせっせと樹皮の間等に集めています。カケス自体はジェージェーとしゃがれた大きな声で鳴きますが,実はモノマネ名人で,他の鳥の鳴き声だけでなく,チェーンソーや枝打ちの音を真似することもあります。
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ドロハマキチョッキリ
珍妙な名前は「泥葉巻短截虫」と書きます。幼虫のために葉を巻いて揺籃を作るオトシブミの仲間で,ドロノキの葉を巻く+茎や葉をチョッキリ切る,が名前の由来のようです。ただ,実際にはドロノキだけでなく,イタドリやマンサクなど多くの樹種の葉で揺籃を作ります。6mm程度と小さいですが,金緑色に輝くとてもきれいな甲虫で,両肩にある赤い模様から「ベニホシハマキチョッキリ」とも呼ばれます。
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ハグロトンボ
漢字で書くと「羽黒蜻蛉」。カワトンボの仲間は姿かたちが似ていますが,本種は翅が黒いという特徴があるため簡単に見分けられます。本種をはじめカワトンボ科のトンボは蝶のようにヒラヒラと飛び,他のトンボのように素早く飛びまわったりホバリングしたりはできません。優雅な飛び方と感じるか,鈍臭いと感じるかは意見が分かれそうです。水草が茂る緩やかな流れを好み,夏によく見られます。
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ハンミョウ(ナミハンミョウ)
赤,青,緑のカラフルな模様が輝く,とても美しい甲虫です。「昆虫界の宝石」とも呼ばれ,タマムシには及びませんが隠れファンも多いようです。一方,美しい見た目に反して獰猛な肉食昆虫で,名前の「斑猫(ハンミョウ)」は,背中に斑点があり猫のように走り回って獲物を捕らえることに由来します。森を歩く人に出会うと少し先に飛んでは着地を繰り返す習性を持っており,「ミチオシエ」「ミチシルベ」とも呼ばれます。
- オサムシ科(ハンミョウ亜科)
- コウチュウ目(カブトムシ亜目)
- ハンミョウ属
- 動物
- 昆虫綱
- 節足動物門
- ハンミョウ(ナミハンミョウ)
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ニホンリス
日本固有種のリスです。「リス」と聞くと縞模様のあるシマリスをイメージする方が多いかもしれませんが,シマリスは国内では北海道にしか分布していません。灰褐色の地味な色合いですが,木々を飛び移りながら走る姿は愛らしく,森で見かけるとちょっぴり嬉しくなります。松ぼっくりを好んで食べ,食べた後にはエビフライを残します。
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アカハライモリ
赤いおなかがチャーミングな日本固有種のイモリ。よたよたと歩く様子も可愛らしいですが,フグ毒として知られる猛毒「テトロドトキシン」を有するので,食べてはいけません。「イモリの黒焼き」が惚れ薬として知られていますが,これは服用するのではなく,相手に振りかけるものです。尾や脚が切れても元通りになり,心臓や脳の一部を切り取られても再生する驚異的な能力を持っており,再生医療へ応用が期待されています。
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ニワハンミョウ
ハンミョウの一種。一見,カラフルで美しいハンミョウ(ナミハンミョウ)とは似ても似つかない褐色の地味な色合いですが,じっくり観察すれば,見る角度によって青や緑の光沢を帯びるなかなかに味わいのある美しさがわかります。肉食性で大きな顎を持つため,とても厳つい顔をしています。噛まれると痛いので,触れる際は気を付けましょう。
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オオアオイトトンボ
メタリックグリーンの体が美しいイトトンボ。体長は5センチほどもあり,イトトンボとしてはかなりの大柄です。池の周辺の森林などに多く,5月中旬から11月頃まで見られます。水辺の木の枝の樹皮に産卵するという変わった習性があり,果樹やクワの枝にも産卵するため,害虫とみなされたこともあるようです。
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ツマグロオオヨコバイ
カラフルな黄色いボディーと黒い斑点が目立つヨコバイ。「ヨコバイ」は「横這」で,移動するとき横に這うように歩くことに因みます。着物の裾(褄)に当たる翅の端が黒く,かつ体が大きいことから「褄黒大横這」です。その色彩と形から「バナナムシ」の愛称で親しまれていますが,実は様々な植物から吸汁する農業害虫という裏の顔も併せ持っています。
- Bothrogonia属
- オオヨコバイ科
- カメムシ目(ヨコバイ亜目)
- 動物
- 昆虫綱
- 節足動物門
- ツマグロオオヨコバイ
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タゴガエル
山に棲むカエルです。水辺の岩の隙間などに身を隠しながら「グゥ,グゥ」「ゴッゴッ」と低い声で鳴きます。人気(ひとけ)のない山中で,どこからともなくこのカエルの鳴き声が聞こえてくると,ちょっと不気味です。伏流水に産卵するという珍しい習性を持ち,孵化したオタマジャクシは餌を食べず,体内に蓄えた卵黄の栄養だけで成長します。同じく山に棲むヤマアカガエルに似ていますが,口周りの模様や水かきなどで見分けられます。
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