キュウリグサ ダウンロード
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春ごろに小さな青い花を咲かせる雑草。名前は葉や茎を揉むとキュウリのような匂いがすることに由来します。「タビラコ」とも呼ばれますが,同じくタビラコと呼ばれる「コオニタビラコ」とは全くの別種です。「附地菜(ふちさい)」という名前で生薬としても用いられ,全草を乾燥させたもの煎じて飲むと利尿作用があるそうです。
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キンキマメザクラの花 ダウンロード
3月下旬から4月半ばに薄いピンク色の花を咲かせるサクラの一種。京都市内においては,冷涼な中北部の日当たりのよい場所にみられます。樹木としては大きくはなりませんが,複雑な枝ぶりや清楚に咲く花に美しさがあり,他の樹木との調和のなかで生育する生態から,奥ゆかしく,礼儀正しい,日本人の気質を体現している雰囲気が漂います。
キランソウの花 ダウンロード
日当たりの良い場所を好む多年草。名前の由来は不明です。「ジゴクノカマノフタ」という恐ろし気な別名もありますが,薬効により病気が治り地獄の釜の蓋が閉まるという良い意味があるようです。生薬名としては「筋骨草(キンコツソウ)」「白毛夏枯草(ハクモウカコソウ)」といい,全草を乾燥させたものを煎じて服用します。また,生葉の絞り汁が切り傷や虫刺されにも効くとも言われ,別名に違わぬ万能薬なのかもしれません。
キツネノマゴ ダウンロード
夏の終わりから秋にかけて薄紫色の小さな花をつける一年草です。道端にも生えるため,お散歩しているとたくさん見つけられるかもしれません。控えめな花をつけるキツネノマゴですが,花言葉は「可憐美の極致,女性の美しさの極致,この上なくあなたは愛らしく可愛い」という意味を持っています。プレゼントにそっと添えるにはもってこいの野草です。
キンラン ダウンロード
名前のとおり黄色の花を咲かせる地性ラン。樹木と外生菌根菌との共生系から養分を得る生態を持ち,適度に人の手が入った雑木林などに見られます。かつてはありふれたランでしたが,生育できる環境の減少やシカによる食害,乱獲のために数を減らし,京都府レッドデータブック(2015)では絶滅危惧種に指定されています。見かけても決して持ち帰ったりせず,そっと見守ってください。
ギンリョウソウ ダウンロード
ギンリョウソウの正体 ダウンロード
地面から顔を出すギンリョウソウ ダウンロード
漢字で書くと「銀竜草」。葉緑素を持たず白く透き通った幻想的な姿が特徴で,ユウレイタケとも呼ばれます。森林内でもひときわ目立つ美しい植物ですが,意外にもその生態は,共生する菌類を経由して他の植物から栄養を得るという,寄生に近いものです。湿り気のある腐植質の場所でよく見られます。花が終わり果実が膨らむと,“不気味な目玉の化け物”という正体が明らかに…。
成長しきったキヌガサタケ ダウンロード
キャプションが入ります2 ダウンロード
中華料理では高級食材として珍重されるキノコです。白いレースのような見た目が美しいのですが,先端を覆う黒っぽい粘液(グレバ)は,虫を呼び寄せるための匂いを発しており……,つまりは臭いです。食べる場合は匂いが他の部分に付かないように注意しましょう。付いてしまった場合は,水にさらせば匂いを落とせます。シャキシャキした独特の歯ざわりで,スープに入れると美味しく食べられます。