フユイチゴの果実 ダウンロード
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つる性で地を這うように伸びるキイチゴの仲間。春に花が咲き夏に果実をつける他のキイチゴと異なり,晩夏に花を咲かせ晩秋から冬にかけて実をつけます。酸味がやや強い果実はそのままでも美味しく食べられ,ジャムや果実酒にすれば長期間楽しめます。林縁にもよく生えるので,フユイチゴ狩りを兼ねた秋のハイキングもお勧めです。
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クサイチゴ ダウンロード
クサイチゴの花 ダウンロード
明るい林縁や草地に生える,ポピュラーなキイチゴ。背丈が低いため名前のとおり草に見えますが,実際には樹木です。直径4cm程にもなる大きな白い花が目を引きます。果実は5月の終わりから6月にかけて赤く熟し,酸味の少ないあっさりした甘みで美味しく食べられます。生食だけでなく,シロップやジャムにするのもお勧めです。
ヤマザクラ ダウンロード
「花は桜木,人は武士」という故事があるように,昔から人を惹きつけてきた樹木。庭園や街中を彩るソメイヨシノは3月下旬から4月上旬にかけて一斉に咲き,散る風景も美しいことがおなじみですが,本種は4月半ばから下旬と少し遅れて咲きます。赤みを帯びた新芽とともに開花し,それが一斉ではなく,山の中でポツポツとパッチワークを紡いでいるよう。味わい深い桜です。
キンキマメザクラの花 ダウンロード
3月下旬から4月半ばに薄いピンク色の花を咲かせるサクラの一種。京都市内においては,冷涼な中北部の日当たりのよい場所にみられます。樹木としては大きくはなりませんが,複雑な枝ぶりや清楚に咲く花に美しさがあり,他の樹木との調和のなかで生育する生態から,奥ゆかしく,礼儀正しい,日本人の気質を体現している雰囲気が漂います。
コジキイチゴの果実 ダウンロード
茎にびっしりと生える赤い棘と毛が特徴的なキイチゴ。茎の高さが1mを超えるほど大きくなり,他の植物に寄りかかります。オレンジ色で目立つ果実は,中が空洞になっており,しかもあまり美味しくないと,いいとこなしです。「乞食苺」と言う不名誉な名前は,この中が空洞の果実を,弥生時代に使われた米を蒸すための土器「甑(こしき)」に見立てた「コシキイチゴ」が訛ったものと言われます。
ウラジロノキの花 ダウンロード
ウラジロと名の付く植物は多々あり,本種はシンプルに「ウラジロの木」の名がついています。京都市内においては,東山の山々の稜線にポツポツと見られます。5月頃に小さな花を多数咲かせますが,高い位置にあることが多く,なかなか気づきません。秋に見られる赤い実と黄金色に染まった葉もとてもきれいです。季節ごとに楽しめる樹木ですので,山を歩くときに見つけてみましょう。