京都伝統文化の森プロジェクト

お知らせ

2025年12月24日 森づくり

「森とつながる」を実施しました!

令和7年11月8日(土)、9日(日)の2日間で

文化的価値発信プロジェクト「森とつながる」を実施しました。

 

本イベントでは、2つのワークショップ(グリーンウッドワーク体験、登り窯への薪入れ体験)とトークセッションを開催しました。

ワークショップでは、今年5月に倒木した武信稲荷神社の御神木(樹齢850年)を活用させていただきました。

 

グリーンウッドワーク体験では、家具作家 宇納正幸氏に教えて頂きながら、御神木を1本1本削り、

ベンチの背もたれを作り、最後に1つのベンチを仕上げるという内容で行いました。

1日目は天候にも恵まれ気持ちの良い秋晴れの中、小さなお子様連れの方をはじめ幅広い年代の方に御参加いただきました。

 

気持ちの良い秋晴れの中での作業(1日目)

この棒ひとつひとつが背もたれになる

 

 

2日目はあいにくの空模様でしたが、数名の方に集中して作業していただきました。

仕上げは後日行い、春先に神社へ設置される予定です。お楽しみに!

 

もう一つは、陶芸家 近藤高弘氏の登り窯「鹿龍窯」への薪入れ体験を行いました。

当日は、近藤氏が火入れを行った後、参加者おひとりずつ御神木の薪を登り窯に入れる体験をしていただきました。

 

火入れ式

薪入れ体験の様子

 

続いて近藤氏から登り窯「鹿龍窯」についての解説があり、

登り窯は大量生産用の窯だったことや、陶芸には水が大事であるため、この地に窯を作ったこと、

「鹿龍窯」の名前の由来などを解説いただきました。

機械で制御されているものとは違うため、煙突から抜く空気の加減や気温、湿度などで温度管理も変わるため

難しく失敗もあるが、思いがけない作品が出来上がることもあり、そこが面白いと語ってくださいました。

風でひろがった煙の隙間から光が射し込む様子は、まるで後光のようでとても幻想的でした。(写真がないのが残念です…)

 

トークセッションでは、1日目に「崇める樹木と、使う樹木」というテーマで、

近藤氏、宇納氏、建築家の佐野文彦氏、武信稲荷神社の仲尾宗泰宮司を迎え、

それぞれの立場から木との関りについて様々なお話をいただきました。

 

トークセッションの様子(1日目)

トークセッションの様子(2日目)

 

また、2日目は「場でつくる/場をつくる 工芸・アートと地域振興」というテーマで、

京都芸術大学 文明哲学研究所所長の吉岡洋氏、漆芸家・京都芸術大学デザイン工芸研究センター准教授の三田村有芳氏、

京都リサーチパーク株式会社の野口卓海氏、画家のフロリアン・ガデン氏を迎え、

それぞれの実際の経験を通した「モノ作り」活動と、

それを通した<場>の意味と作り出されるものについてお話いただきました。

 

ご参加いただいた53名の皆様ありがとうございました。