京都市内の森で撮影した生き物の写真を掲載しています。(毎週水曜日に更新)
写真をご利用いただくことも可能です。詳細は利用規約をお読みください。
タニウツギの花
タニウツギ
北海道から本州の日本海側を中心に分布しており、5~6月頃に鮮やかなピンク色の花を、満開時には枝が垂れるほど咲かせます。
タニウツギの名は山地の谷沿いに多く自生することに由来するほか、田植えの時期に開花することからタウエバナとも呼ばれます。
枝の中心が空洞になっていることが特徴です。
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オオセンチコガネ
オオセンチコガネ
山林内で普通に見られる甲虫。金属光沢がとてもきれいですが,名前の「センチ」は「雪隠(せっちん)」(トイレ)に由来し,動物の糞に群がる習性を持っています。動物の糞を食べる虫は糞虫と呼ばれ,ちょっと汚く感じるかもしれませんが,糞の分解を早める分解者として自然界の物質循環において重要な役割を担っています。緑色や赤色,青色など地域によって色彩変異が大きく,愛好家も多いようです。
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オオルリ♀
オオルリ
なんといっても青い姿が美しいオオルリ。実は,体毛が青いのはオスだけで,メスは茶褐色をしています。鳴き声の美しさも人々を魅了し,かつては飼い鳥としての人気も非常に高かったのですが,今は鳥獣保護法により規制されています。日本には夏鳥として4月下旬ごろにやってきて,秋口まで観察することが出来ます。生息地は主に山地ですが,渡りの時期には街中でも見られることがあるそうです。
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カラスノエンドウ
カラスノエンドウ
日当たりの良い野原や道端で普通に見られるマメ科の植物。一般的には熟した豆果(さや)が黒いことに由来する「カラスノエンドウ」と呼ばれますが,標準和名は「ヤハズエンドウ」で,学術的な場面ではこちらが使われます。若葉やさやは食べられ,天ぷらや炒め物にすると美味しいそうです。ただ,茎にアブラムシがびっしりと付いていることもあるので要注意です。よくよく見ずに掴むとヒドい目に遭います。
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スミレ
スミレ
「春 すみれ 咲き 春を告げる」という歌にもあるように,サクラに負けず劣らず日本の春を代表する野草です。
街中でも普通に見られ,紫色の花が特徴で,「菫色」は古くから色名として使われてきました。日本はスミレ王国と言われるほどスミレの種類が多く,この点もスミレが親しまれてきた理由かもしれません。山菜としても利用され,葉を天ぷらやおひたしに,花を酢の物などにして食べます。「スミレ」という名は,花が大工道具の「墨入れ」に似ていることに由来するそうです。
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オオバコ
オオバコ
北は北海道,南は沖縄まで日本全土で見ることができます。茎を二つ折りにし,相手の茎を千切ったほうが勝ち,という遊びをした経験のある人も多いのではないでしょうか。若葉は茹でると食べることができ,カロリーが低く食物繊維が豊富で腹持ちが良いとダイエッターの注目を集めています。また,花,茎,種のすべてが咳止め等の生薬として利用され,実はとても万能な植物です。
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アオハムシダマシ
アオハムシダマシ
金緑色が眩しいほどに輝く,とても美しい甲虫。体長は1センチ前後と小柄ですが,存在感は抜群です。春先から初夏にかけて山野で見られ,リョウブなど白~黄色の小さな花に群がって花粉や蜜を食べます。アオハムシダマシの仲間は赤紫色に輝くアカハムシダマシやアカガネハムシダマシなど美しいものばかりなので,林内散策の際は是非探してみてください。
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アラカシのドングリ
アラカシ
小粒のドングリを実らせる常緑広葉樹。「粗樫」の名が示すとおり,葉の鋸歯や枝ぶりが粗いのが特徴です。どこにでもある木で,低地から山地まで幅広く分布するだけでなく,庭や公園などにも植えられるため街中でもよく見られます。個体数も多く,ドングリが実る広葉樹のなかで最も多いと言われています。
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ケスハマソウの花
ケスハマソウ
主に落葉広葉樹林に生育する常緑性の多年草。名前のとおり,よく似ているスハマソウとは葉の両面に毛がある点で区別できます。ちなみに,スハマソウの名は,葉の形が祝いの席に飾る島台「州浜」に似ていることに由来するそうです。春先に残った雪の間から花を咲かせるため「雪割草(ユキワリソウ)」とも呼ばれます。花の色は白色から濃いピンク色までバリエーション豊かなので,いろんな森で探してみましょう。
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イヌワラビ
イヌワラビ
森や道端など,どこにでも生えているシダ。ワラビに似ているけども,食べることはできず価値がないことから「イヌワラビ」と名付けられました。ちなみに科名の「デンダ(連朶)」はシダの古名です。野外で見ると「ただのシダ」としか言いようがない佇まいですが,庭園の観葉植物としては人気があるようで,いくつかの園芸品種もあります。
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オウレンの花
オウレン
針葉樹林下に生える日本固有種の薬草。根茎を乾燥させたものが生薬の「黄連」で,ベルベリンという抗菌や整腸の作用がある成分を含んでおり,古くから消炎,止血,瀉下など汎用的に使われてきました。「黄連」の名は根茎の断面が鮮やかな黄色であることに由来します。生薬という実用面ばかり注目されているようですが,可憐な白い花も一見の価値ありです。
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ホオジロ
ホオジロ
日本国内で広く観察できるホオジロは,数多くの自治体の鳥に指定されています。スズメとよく似ていますが,頬に黒斑のあるスズメに対し,その名のとおり頬に白斑があるのがホオジロです。また,スズメは電線に群れで止まっている様子などが思い浮かぶかと思いますが,ホオジロは街中にはほぼ出てこず,山林で単独行動をしていることが多いという点も大きな違いです。
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