節足動物門

モリオカメコオロギ
名前のとおり森でよく見られるコオロギ。オスは平らな顔が特徴で,輪郭が下膨れ気味に見えることが「オカメ」の由来です。近年,たんぱく質が豊富で環境負荷も小さい食材として注目されているコオロギですが,主に食べられているのは爬虫類などの餌用に大量飼育されてきたヨーロッパイエコオロギとフタホシコオロギです。愛玩用としてもあまり飼育されていない本種は,今後も人に食べられることなく森で生きていけるでしょう。
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ドロハマキチョッキリ
珍妙な名前は「泥葉巻短截虫」と書きます。幼虫のために葉を巻いて揺籃を作るオトシブミの仲間で,ドロノキの葉を巻く+茎や葉をチョッキリ切る,が名前の由来のようです。ただ,実際にはドロノキだけでなく,イタドリやマンサクなど多くの樹種の葉で揺籃を作ります。6mm程度と小さいですが,金緑色に輝くとてもきれいな甲虫で,両肩にある赤い模様から「ベニホシハマキチョッキリ」とも呼ばれます。
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ハグロトンボ
漢字で書くと「羽黒蜻蛉」。カワトンボの仲間は姿かたちが似ていますが,本種は翅が黒いという特徴があるため簡単に見分けられます。本種をはじめカワトンボ科のトンボは蝶のようにヒラヒラと飛び,他のトンボのように素早く飛びまわったりホバリングしたりはできません。優雅な飛び方と感じるか,鈍臭いと感じるかは意見が分かれそうです。水草が茂る緩やかな流れを好み,夏によく見られます。
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ハンミョウ(ナミハンミョウ)
赤,青,緑のカラフルな模様が輝く,とても美しい甲虫です。「昆虫界の宝石」とも呼ばれ,タマムシには及びませんが隠れファンも多いようです。一方,美しい見た目に反して獰猛な肉食昆虫で,名前の「斑猫(ハンミョウ)」は,背中に斑点があり猫のように走り回って獲物を捕らえることに由来します。森を歩く人に出会うと少し先に飛んでは着地を繰り返す習性を持っており,「ミチオシエ」「ミチシルベ」とも呼ばれます。
- オサムシ科(ハンミョウ亜科)
- コウチュウ目(カブトムシ亜目)
- ハンミョウ属
- 動物
- 昆虫綱
- 節足動物門
- ハンミョウ(ナミハンミョウ)
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ニワハンミョウ
ハンミョウの一種。一見,カラフルで美しいハンミョウ(ナミハンミョウ)とは似ても似つかない褐色の地味な色合いですが,じっくり観察すれば,見る角度によって青や緑の光沢を帯びるなかなかに味わいのある美しさがわかります。肉食性で大きな顎を持つため,とても厳つい顔をしています。噛まれると痛いので,触れる際は気を付けましょう。
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オオアオイトトンボ
メタリックグリーンの体が美しいイトトンボ。体長は5センチほどもあり,イトトンボとしてはかなりの大柄です。池の周辺の森林などに多く,5月中旬から11月頃まで見られます。水辺の木の枝の樹皮に産卵するという変わった習性があり,果樹やクワの枝にも産卵するため,害虫とみなされたこともあるようです。
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ツマグロオオヨコバイ
カラフルな黄色いボディーと黒い斑点が目立つヨコバイ。「ヨコバイ」は「横這」で,移動するとき横に這うように歩くことに因みます。着物の裾(褄)に当たる翅の端が黒く,かつ体が大きいことから「褄黒大横這」です。その色彩と形から「バナナムシ」の愛称で親しまれていますが,実は様々な植物から吸汁する農業害虫という裏の顔も併せ持っています。
- Bothrogonia属
- オオヨコバイ科
- カメムシ目(ヨコバイ亜目)
- 動物
- 昆虫綱
- 節足動物門
- ツマグロオオヨコバイ
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