清水寺から高台寺(10月)

□ 「東山を食べよう〜薪割りとシイの実料理〜」に取り組みました。

京都伝統文化の森推進協議会(以下,協議会)では,平成21年12月7日(月)に,東山の国有林で,「東山を食べよう〜薪割りとシイの実料理〜」に取り組みました。


この取組みは,東山において,カシノナガキクイムシ(以下,カシナガ)の被害により枯死した樹木を薪にして活用するとともに,分布が拡大しているシイの木の実を食物として活用することによって,人と森林とのつながりを見直すものです。

カシナガ被害木を薪として活用することは,伐倒処理され,森林内に放置されている被害木を除去し,森林内を美しくできると同時に,森林内の不要物を貴重な森林資源として有効活用できることになります。シイの実を食物として活用することは,自然と共生する日本の文化の再生につながります。


当日は,協議会関係者,約20名が参加し,薪割りとシイの実餅づくりを楽しみました。

薪割りでは,皆さん協力しあい,薪を60束程度作ることができました。そのうち一部を簡易薪ストーブで燃やして餅米を蒸し,餅つきをしました。餅の中には,殻を剥いて蒸したシイの実を入れ,シイの実餅にしました。何とも言えない美味しさの餅ができ,皆さんで食べました。

協議会では,今後もカシナガ被害木の有効活用,シイの木の活用,人と森林とのつながりの再生に取り組んでいきます。


京都東山ではシイの木が増えています。
シイの木の中には,カシナガの被害を受け,枯れる木も発生しています。
カシナガの被害拡大を防止するため,カシナガ被害木は伐倒処理され,ビニールに包まれて森林内に置かれます。


  

森林内に放置されているカシナガ被害木を薪にしました。薪は,薪ストーブやかまど等で燃料として活用できます。今回は,作った薪の一部を簡易薪ストーブで燃やし,餅米を蒸しました。

  

蒸しあがった餅米は,石臼と杵でつきました。餅にはシイの実を入れ,シイの実餅にしました。


【参考】

シイの実は1cm程度の大きさの黒いドングリです。
秋になると,シイの木に実がなり,地面に落果します。殻は堅いのですが,水で洗った後乾かしたり,煎ったりすると,殻に割れ目が入り剥きやすくなります。