清水寺から高台寺(5月)

□文化的価値発信事業 第25回公開セミナー「森とアートとモノづくり」を開催しました。

京都伝統文化の森推進協議会(以下,協議会)では,令和元年6月30日(日)午後1時~午後5時まで,京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室において,第25回公開セミナー「森とアートとモノづくり」を開催し,43名の方が参加されました。

第1部にて,本協議会文化的価値発信専門委員である吉岡洋氏,近藤高弘氏,天然藍染職人の谷尾允康氏,木工作家の宇納正幸氏,香りのアーティストの和泉侃氏から講演いただきました。
吉岡氏からは「森の中で,アートは無力である」という命題から,映画や芸術作品,AIなどの考察を通じて,森の本質に対する考えを講演いただきました。近藤氏,谷尾氏,宇納氏,和泉氏からは,陶芸,染色,木工,香りの4つの切り口から東山の木を用いた具体的な事例を提示され,森林資源の具体的な活用方法を考える内容となりました。
第2部では,大阪府立大学21世紀科学研究機構准教授で,一般社団法人ブリコラージュファウンデーション代表理事である花村周寛氏をコメンテーターに迎え,第1部の講演内容を踏まえ,「森の恵みをいただくばかりではなく,人は森に何を返すことができるのか?自然の生態系に人間の生態系をどう接続していくことができるのか?感謝に基づいた循環の回路をどのように構築できるのか?」を中核とするコメントから,森とアートとモノづくりの根幹となる意識についてコメントいただき,参加者の考えを深めました。


会場の様子


パネルディスカッションの様子

協議会では,今後も協議会の取組について理解を深めていただけるよう,様々な活動を実施していきます。これからも皆様の積極的な御参加をお待ちしております。